投稿者「中筋 直哉」のアーカイブ

中筋 直哉 について

法政大学社会学部教授。1966年神戸市生まれ。

歴史社会学って何?:小熊英二『日本社会のしくみ』を読む

社会人大学院の文献講読で小熊英二『日本社会のしくみ』(2019年,講談社現代新書)を読んだ。大企業や公務員のOB、OGは経験上ピンとくるところがあるようだったが、私には、彼の言う「歴史社会学」を少し理解できたような気がし … 続きを読む

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マルクス、長い友人のように

職場の年長の同僚と話していたら、「最近新しいマルクス研究者がいるよ。エコロジーとマルクスが専門で、ドイツで学位を取ったそうだ」との話、「ああ、その人なら少し前の朝日新聞に出てましたね」と答えたが、朝日の紹介はつまらなかっ … 続きを読む

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月曜出校の憂鬱

今日は、病気以来はじめての月曜出校。他の授業へのゲスト出演。 私は、今の学校に移ってからずっと社会人大学院を担当してい、土曜はほぼ必須、日曜もひんぱんに出校だったので、月曜は家事分担の面からも休日にしていた。それを破った … 続きを読む

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謝らない階級と謝らされる階級:授業風景から

こちらは入門科目「グローバル市民社会論B」、先住民の権利がらみで、北海道大学が不正に入手したアイヌ民族遺骨の返還をめぐって民族団体と争訟になり、和解はしたが、返還の際代表の副学長が一言も謝罪しなかった話をした。するとひと … 続きを読む

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素人国境学:沖ノ鳥島は日本固有の領土か?

今年から「地域社会学」を看板替えした「グローバル社会のローカリティ」、看板に恥じないよう「境界と辺境をめぐるゲーム」という回を設けて、国境や辺境の話をしている。そのとき資料として『復刻版教科書 帝国地図 大正9年』(帝国 … 続きを読む

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再び馬場修一先生のこと

病気をして以来学生を教えることにどうしても熱意を感じられない、転職した方がいいかな、といった愚痴を連れ合いにこぼしていたら、私たちの習った先生たちはどうだったのかしら、たとえば馬場修一先生は、という話になった。3年前にこ … 続きを読む

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人生最大の失敗とは:カラヴァッジョ「ゴリアテの首を持つダビデ」を見ながら

NHKBS『ガイロク』という番組、「人生最大の失敗」というテーマで街頭インタビューしていた。私の「人生最大の失敗」って何だろう?ふと思い出したのは子どもの頃のこと。仲良しの友だちが習いごとを始めるという。剣道教室に行くと … 続きを読む

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怪我の功名:「連字符社会学の逆襲」続き

前便で「連字符社会学」がK.マンハイムの言葉だということを知らなかったと恥を記したが、気になって調べてみたら恥の上塗り、昔読んだ「社会学の現代的課題」(1932)の基本概念だった。 昔この論文を読んだのは、私の師匠の師匠 … 続きを読む

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ソ連って何だったんだろう?:ドキュメンタリー「オレグの自立」を見る

金曜夜のETVの「ドキュランド」では見逃したドキュメンタリーをやっているので、ときどき見る。「オレグの自立―発達障害と向きあう青年の物語」は、放映されたとき見ようかと思ったが、なぜか気が乗らなくて、録画もしなかった。今回 … 続きを読む

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連字符社会学の逆襲:最近の講義ノートから

わが学部の社会学科の入門科目に「社会学への招待」というのがあって、毎回1人ずつ専任教員の社会学者が自分の専門や関心を話すことになっている。私は社会政策科学科の所属なので関係ないのだが、まあ、お手伝いで毎年都市社会学や地域 … 続きを読む

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