投稿者「中筋 直哉」のアーカイブ

中筋 直哉 について

法政大学社会学部教授。1966年神戸市生まれ。

夏休みの読書感想文:Y.コスチャショーフ『創造された「故郷」』(2019,岩波書店)

ぼくには前からぜひ行ってみたいと思う町があります。その町の名はカリーニングラードといって、ソ連の町です。ソ連はロシアになりましたが、レニングラードのように名前を変えることなく。今もカリーニングラードです。なぜその町に行き … 続きを読む

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盆踊りの標準理論?:8月14日朝日朝刊投書欄から

お盆である。14日朝日新聞朝刊の見ものは何といっても「首相動静」だ。地元の支持者、関係者のうち亡くなった人への分刻みの弔問。明治大正の昔から代議士の夏休みは地元回りだが(『原敬日記』)、私自身は、軽井沢の別荘のふとんで、 … 続きを読む

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国立コンブ研究所:大石圭一『昆布の道』(1987,第一書房)を読む

わが家の出汁昆布はお手軽な日高。バブルの頃実家が贈答でもらっていた、『五辻』の羅臼昆布の黄金の色と味を思い出しながら、「まあ、日高は日高なりに」と使っている。この間ふと安売りしていた山出しを買って使ってみた。結果は、私と … 続きを読む

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普茶料理「白雲庵」の味をご家庭で:オクラとミョウガの天ぷら

2011年に京都宇治の黄檗宗萬福寺に参り、門前の「白雲庵」で子どもの頃から憧れだった普茶料理を堪能した(このブログの最初期に記事あり)。なかでも忘れ難かったのが、油じ(滋のさんずいをしょくへんに替えた字)、すなわち天ぷら … 続きを読む

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桑畑三十郎、もうすぐ四十郎だがな:『ゴールデンカムイ』第6巻をめぐる親子の対話

子どもがマンガ『ゴールデンカムイ』にはまっていて、夏休みになったのでコミックスを3冊ずつ貸してもらって読んでいる。面白く進んだが第6巻の後半で引っかかった。ある挿話の筋立てが黒澤明『用心棒』(1961年、東宝)とほとんど … 続きを読む

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KとN、2人の次郎の物語:研究ノートから

KとN、2人は同じ1920年生まれの京童、Kは伊勢安濃津の豪商の次男ただし庶子・Nは五条大和大路の商家の次男である。Kは旧制京都一中、Nは旧制京都二中を出て、高校、大学に進んだが、三高京大のK、姫高東大のNと途は離れた。 … 続きを読む

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『東京の社会地図』よ、永遠に:倉沢進先生追悼

今日の朝刊が倉沢進先生の死去を伝えていた。享年85。先生は昭和の日本の都市社会学の中心で、高橋勇悦先生とともに東京都立大学を都市社会学の研究センターとして確立された方である。私は、師匠の似田貝香門先生が東京学芸大学時代の … 続きを読む

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6年ぶりの収穫、しかし

豊橋時代から少しずつ植物を育てはじめ、名古屋に越してからも、このブログで紹介してきた通り、クルマのオマケでもらったミニバラはじめ、毎年何かをプランターに植え、花を咲かせたり、実を食べたりしてきた。しかし5年前に病気をし、 … 続きを読む

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代打高井:職業人としての私の立ち位置

昨日今日のうちに突然の同僚のトラブルで、学部の仕事を1つ肩代わりすることになった。引き受けながら「うーん、このパターン多いな」と思っている。無理のないようにやっていこう。 昔ある学会で理事になったとき、最初の理事会で先輩 … 続きを読む

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森と湖のまつりから遠く離れて:子どもとの対話から

子どもがマンガ『ゴールデンカムイ』にはまっていて、その話の相手をしていると、「お父さん、意外に詳しいね」と驚かれる。猟のことを知っているのは、2000年代に岩手県と熊本県の中山間地域に社会調査に通ったときに聞いた話による … 続きを読む

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