投稿者「中筋 直哉」のアーカイブ

中筋 直哉 について

法政大学社会学部教授。1966年神戸市生まれ。

紙魚のごちそう:成城大学柳田文庫を訪ねて

紙魚(シミ)のごちそうは書庫の奥にしまわれた古本である。五月晴れというよりもう盛夏といっていい土曜の快晴の朝、私は成城大学柳田文庫を訪ねて、窓のない書庫を巡り、古本を開いて満腹した。 一応目的は授業の準備で、社会調査法で … 続きを読む

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ナゴヤの戦争と平和:ピースあいち「名古屋空襲と戦傷者たち」展を見る

先便で書いたように、私のなかには社会運動や運動する人に惹かれる磁石のようなものがある。昔学生大会の議長をやっていて、銀杏並木を通りかかった高校の同級生から、「そういうところ、お前のダメなところだな」と言われて30年、まだ … 続きを読む

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支配の社会学1:朝日5月9日朝刊13面インタビュー記事より

朝日新聞2018年5月19日朝刊13版13面に、元北海道拓殖銀行頭取のインタビュー記事が掲載されている。拓銀破綻の責任を問われ、特別背任罪で1年7ヶ月服役した人である。全体に非常に興味深い話で、聞き手の日浦統記者のまとめ … 続きを読む

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心理学や社会学が生まれた頃:『UP』掲載の渡辺茂氏のエッセイを読む

ゴールデンウィークも後半なので、遊びはほどほどにして、たまった勉強を片付けよう。東大出版会の広報誌『UP』の3月号(積ん読過ぎ!)掲載の、渡邉茂「獨逸実験心理学の栄光とハンスの没落」を読んでみた。冒頭でビックリ、「マック … 続きを読む

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GWは家族で映画鑑賞:R.ペック監督『マルクス・エンゲルス』を見る

メーデーも明日なので(連合さんは一昨日のようですが・・・)、今日は家族で、R.ペック監督の映画『マルクス・エンゲルス』(現代はフランス語で若いカール・マルクス)を鑑賞。当然客席には家族連れも若いカップルもほとんどいない。 … 続きを読む

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「教養合戦」を超えて:亀山郁夫・沼野充義『ロシア革命100年の謎』を途中で投げ出す

学生時代、ある素敵な先輩の発言にびっくりした。別の先輩と趣味の話で盛り上がっていたら、「そういう『教養合戦』って、東大生の一番嫌なところ」と言われたのだ。とくに知識の量を競っているつもりはなかったが、好きなものの知識を際 … 続きを読む

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ウェブで論文新連載:「『美しい国』の構造分析―日本農村社会学とは何だったのか」

幻冬舎ルネッサンスアカデミーから声をかけられて、論文をウェブで発表することにしました。学生時代に習った日本農村社会学をもう一回読み直してみようという趣旨で、後半には私のフィールド体験も書くつもりです。 子供の特撮とかに出 … 続きを読む

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愛弟子の死を悼む

Sさんは、私たちの社会人大学院の3期生で15年前に入学、当時大学の近所の看護学校の教頭先生だった。当時ベテランナースが多く入学していて、別の先生のゼミに集まっていたのに、彼女はなぜか私の指導を受けようと思ったらしい。 最 … 続きを読む

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では、男の子は何をしているのか:河野真太郎『戦う姫、働く少女』を読む

河野真太郎『戦う姫、働く少女』(2017,堀之内出版)を楽しく読んだ。まず題がいい。読む前に結論が分かり、読んだ後も失望しない。話もよく絞られ、取り上げるメディア・コンテンツもオタク的に偏っていないので、著者よりさらにオ … 続きを読む

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ゲゲゲの鬼太郎邸訪問!:京都高台寺時雨亭の数寄

ついにゲゲゲの鬼太郎邸を訪問!というのはフェイクニュースで、これは京都東山高台寺にある重文の茶室時雨亭である。先日研究交流のついでに(遊びじゃありません)、念願の訪問を果たした。実際に見ると、研究書で見たよりずっとゲゲゲ … 続きを読む

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