投稿者「中筋 直哉」のアーカイブ

中筋 直哉 について

法政大学社会学部教授。1966年神戸市生まれ。

こそばゆい引用:清水唯一朗『近代日本の官僚』を読む

学生指導の必要があって、清水唯一朗『近代日本の官僚』(2013,中公新書)を読んだ。論旨明快、資料豊富で、たいへん勉強になる好著である。というか、昔ぼんやり考えたことが、明快かつ詳細に実現しているのを見て、うれしくなった … 続きを読む

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成田の空と大地:「空と大地の歴史館」をたずねて

高速バスの停留所案内が「次は三里塚です」というのを聞くと、さっと体が硬くなった。外は畑の中の道にロードサイド店が並ぶ、典型的な日本の郊外の風景だ。そこには暴力のかけらも見られないが、子供の頃の記憶のなかの「三里塚」は、「 … 続きを読む

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ののちゃんのお父さんが造っている艦:朝日新聞朝刊の全面広告

今朝11月14日の朝日新聞朝刊の中程に、2面を使った全面広告を三井造船が載せている。百周年で社名を変えるというのが趣旨だが、面白いことにいしいひさいちが四コマ漫画を特別寄稿している。朝日新聞朝刊の連載漫画『ののちゃん』の … 続きを読む

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トロ字?ゲバ字?:田原牧『人間の居場所』を読む

題名に惹かれて、田原牧『人間の居場所』(集英社新書)を読んだ。同じ「居場所」でも、私の願うところとは違っていて、でもどこか共感できる内容だった。こちらの勝手な解釈を押しつけるなら、田原は社会の(マルクーゼ的な)一次元化に … 続きを読む

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余は如何にして左翼とならざりし乎:久しぶりに三番大教室を訪れて

15年ぶりくらいだろうか、久しぶりに学会の司会をやることになって、母校の建物を訪れた。学部3年から助手をやめるまでつごう8年間暮らしたので、すみずみまで懐かしいけれども、今回とりわけ懐かしかったのは旧三番大教室だ。今は「 … 続きを読む

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わが学部のレガシーを送る:水野節夫先生の「最終講義」

長年社会人大学院で質的分析法の講義を担当してくださった水野節夫先生が今年度いっぱいで定年退職される。そこで自分の学部の演習を休講にして、最終回だけ出席させていただいた。ちなみに副題の「最終講義」は言い過ぎで、学部の講義は … 続きを読む

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社会科学の一平民:社会学的思考の基礎3

敬愛する年長の同僚から、「社会学は問題の発見に優れ、経済学は問題の分析に優れ、法学は問題の解決に優れているのだから、そのシリーズで連携できるといいね」と言われ、なるほど「社会政策科学科」の方針としてはその通りだと思いなが … 続きを読む

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神はわがやぐら:宗教改革500年に寄せて

10月31日はハロウィーン!ではなくて宗教改革記念日で、今年は「ヴィッテンベルクの95箇条の提題」から500年である。 たまたま目にした『カトリック生活』10月号(ドン・ボスコ社)の特集が「ルターとカトリック教会」なので … 続きを読む

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地域社会学が役に立つとき:最高裁判事「審査公報」を見ながら

「地域社会学やめます」と何度もこのブログで言ってきたが、それでも「地域社会学は役に立つな」と思うときもあって、それは何より選挙の時だ。小選挙区制になり区割りが変わっても選挙結果は地域社会構造を何ほどか反映しているので、ほ … 続きを読む

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偉大な「小さな楽団」を家族で聴く:S.クイケンの名古屋公演

新しいステージに進みつつある私たちの家族、その「思い出づくり」にS.クイケンとラ・ブティット・バンドの名古屋公演を聞きに行った。クラシックコンサートに家族で行くのははじめて、親たちは東京時代から20年ぶりである。もうそれ … 続きを読む

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