私の心情と論理」カテゴリーアーカイブ

喪われた父を求めて:村上春樹「猫を棄てる」を読む

新聞の紹介記事で興味を覚えて、『文藝春秋』最新号に掲載された村上春樹「猫を棄てる―父親について語るときに僕の語ること」を読んでみた。私は村上のファンでなく、先便「『多崎つくる』で町おこし」に記したように、ときどき思いつい … 続きを読む

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私の平成:それはパンドラの箱のように

いつだったか、まだ先代が帳場に立っていたからだいぶ前だろうが、東京神田神保町のカレー店「共栄堂」で遅い昼飯を食べていた。客はほとんど私だけで、小さな音の音楽が流れているのがよく聞こえた。その曲は、團伊玖磨が皇太子(新天皇 … 続きを読む

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あまりにフロイト的な:ある講演でのできごと

100年の歴史を持つ著名な組織の記念行事で、その組織の「生き字引」とも言うべき方が講演している。貴重な裏話を交えて会場を沸かせながら、その方は100年の栄光の歴史をとうとうと語っている。100年の歴史の後半4分の1くらい … 続きを読む

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さまざまな「国民国家」の経験:国際ワークショップを手伝いながら

先便で紹介した、ドイツ人学者マイケル(ドイツ語ではミヒャエルだと思うが、本人はマイケルで通している)・クーン氏が主宰する学術ネットワークWorld Social Science and Humanity Network  … 続きを読む

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人事を盡くして天命に委ねる:小田原老欅荘を訪ねて

茅ヶ崎に向かう前に小田原で新幹線を降り、北条時代の小田原古城跡を乗っ越して、耳庵松永安左エ門が晩年暮らした老欅荘を訪ねた。今「ろうきょ」と入力すると籠居と出るので、それが還暦を過ぎて耳順うはずだった松永の夢だったと分かる … 続きを読む

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生きているマンガの神様:歴史秘話ヒストリア「ぼくはアニメの虫」を見る

NHK総合の歴史秘話ヒストリア「ぼくはアニメの虫 手塚治虫がやりたかったこと」を子どもと見た。見終わって子供が「マンガの神様が動いているの、はじめて見た」と、しみじみ言った。21世紀生まれの子どもには、たしかにマンガの神 … 続きを読む

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新年のごあいさつ:ブログのマイナーチェンジ

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 私がブログをはじめたのは、社会人大学院の宣伝のためと、故舩橋晴俊先生に強く勧められたからだった。宣伝効果は全くなく、社会人大学院はずっと慢性的応募不足に悩 … 続きを読む

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フロイトによってフロイトとともにフロイトのうちに:自分の病歴を省みる

「フロイトによってフロイトとともにフロイトのうちに」これはカトリックのミサにおける司祭の言葉のパクリだが、近頃自分の病歴を少しずつ省みたくなって、うつ病や適応障害についての精神科医の書いた本や経験者の手記を読んでいる。そ … 続きを読む

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『日本沈没』のセクシャリティ:『日本沈没』を見る(続)

『日本沈没』のセクシャリティ。アカデミックなことを言いたいのではない。単に久しぶりに見てみたら、いしだあゆみがステキだったというだけの話である。 ただ、そのステキさが、性的な意味で自分の「大人の女性」像の基盤にあることに … 続きを読む

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何もせんほうがええ:森谷司郎監督『日本沈没』を見る

1973年の映画『日本沈没』の中盤のクライマックスは、政界の黒幕の老人が総理大臣を呼び寄せ、自分が学者たちに作らせた「日本民族の将来」と言う報告書を手渡すシーンだ。老人は総理に3つのシナリオがあり、1つめは国土を失った日 … 続きを読む

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