読書ノート」カテゴリーアーカイブ

長い墓標の列 続

先便で「図書館で借りて読もう」と記した福田善之「長い墓標の列」(『現代日本戯曲大系4』1971,三一書房)を借りてきた。ついでに登場人物のモデルの1人である木村健康の回想録『東大 嵐の中の四十年』(1970,春秋社)も借 … 続きを読む

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魅力的な書名:自宅の本棚から

考えに詰まって、ぼんやりと本棚を眺める。病気をした後自宅の本を大幅に減らしたので、限られた数しか置いていない。そのなかにある魅力的な書名の本、若林幹夫・立岩真也・佐藤俊樹編『社会が現れるとき』(2018,東京大学出版会) … 続きを読む

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編集者Tさんのこと:最近読んだ本から

先便で書いた連れ合いとの「功利主義」をめぐる論争、向こうは忘れてもこちらはしつこいので、地元の図書館で『功利主義は生き残るか』(松嶋敦茂、2005,勁草書房)という本を借りてきて読んでいる。私には実に分かりやすくてよい本 … 続きを読む

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シンタロー狩り:知識社会学の1つのテーマ

嘱託殺人事件をめぐる発言で、またも大方の顰蹙を買っているシンタロー。しかしその直前に「新刊小説」の書評が朝日書評欄(7月25日)に出ていて、私はひどく気になっている。たぶん評者の石川賢治東大教授が上手で、『死者との対話』 … 続きを読む

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図書館の本に線を引いてはいけません:最近の読書から

長く多摩の研究室に行けず、自宅の本を増やしたくないので、市の図書館で昔の本を借りて勉強している。というのはエエ格好しいで、昔大学図書館の職員(著名なI名誉教授の奥様)にゼミ生の前で「中筋先生は図書館にあまりいらっしゃいま … 続きを読む

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勉強をめぐる、ある「もやもや」:年のせいかな?

高弟奈良本辰也によれば、歴史家服部之総は、分からないことはまめに専門家に手紙を書いて教えを乞うたそうである。 新聞の小さなコラムに私の知らない哲学上のことが記されていて、ちょうどTwitter上で著者の方がその宣伝をして … 続きを読む

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テキトー社会調査法補遺:余は如何にして社会調査協会と絶縁せし乎

『社会調査ハンドブック 第3版』を読み返していて、あるページに目が釘付けになった。 「ここに収録した質問文が自分の調査票に適切だと思ったら、遠慮せずに、なるべく原文と同じワーディングで用いるべきである。そうすればその質問 … 続きを読む

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テキトー社会調査法6(最終回):安田三郎『社会調査ハンドブック 第3版』(1982,有斐閣)の思い出

3年生になって社会学科に進学すると、社会調査実習という授業があった。蓮見先生が東大に赴任されて初めての実習とのことだった(前年赴任時に3年生を、あの神奈川県大井町に連れて行かれたことがあったそうだが)。まず調査地決めで揉 … 続きを読む

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テキトー社会調査法5:西平重喜『統計調査法』(1957,培風館)頌

大学3年生の秋、そろそろ大学院入試の試験勉強を始めようと思って、助手の町村敬志先生に「社会調査法の復習(授業は2年生に履修済み)には何がいいでしょう」とたずねた。町村先生はすぐに「西平重喜さんの『統計調査法』がいいよ」と … 続きを読む

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テキトー社会調査法4:福武直・松原治郎編『社会調査法』(1967,有斐閣)のキモ

1954年の『社会調査の方法』から13年、1967年の『社会調査法』には大きな変化があった。 第一は福武グループの成立である。『方法』はいわば福武の弟たちの共作だが、『調査法』ははっきりと弟子たちと指導学生たちの共作であ … 続きを読む

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