月別アーカイブ: 2016年11月

「正義の帝国」の成立基盤:天野郁夫のエッセイに教わる

先便で考えてみた福武・日高の「正義の帝国」の成立基盤について、新しい検討材料に出合った。『学士会報』に(何で会員なのかって?それは結婚式を挙げたからです)、天野郁夫が「七帝大物語」というエッセイを連載しているが、その92 … 続きを読む

カテゴリー: 私の仕事, 読書ノート | コメントする

ニーチェの森に迷う:市野川容孝「反ニーチェ」を読む

『現代思想』10月号は「相模原殺傷事件特集」で、深刻で読み応えのあるものだったが、私はなかでも市野川容孝「反ニーチェ」に考えさせされた。ちょうど先便でチョムスキーのフーコー批判に触れたとき、その源泉はニーチェまで辿れるの … 続きを読む

カテゴリー: 尊敬する先輩たち, 読書ノート | コメントする

研究者の七つの大罪:怠惰あらため無視

引き続き岸上伸啓編『贈与論再考』の読書ノートを。立川陽仁「ポトラッチとは、ポトラッチにおける贈与とは」も興味深い論文である。社会学でも神話化(都市伝説化?)されている「競覇的消費」を実証的に解体し、リアルなポトラッチから … 続きを読む

カテゴリー: 私の仕事, 読書ノート | コメントする

研究者の七つの大罪:嫉妬

岸上伸啓編『贈与論再考』(臨川書店)所収の中川理「『反―市場』としての贈与」を読んで、久しぶりにある感情が湧き起こってきた。それは「嫉妬」である。若い頃は「焦り」はたくさんあったが、研究上嫉妬を感じるようになったのは、4 … 続きを読む

カテゴリー: 私の心情と論理, 読書ノート | コメントする

もっと別の読み方があるのでは:子安宣邦『「大正」を読み直す』を読む

思想史家子安宣邦は、前からときどき読むことがある学者だ。新刊が出たので読んでみた。最初に驚いたのは、冒頭の問題関心の提示のところで、松尾尊兌の『大正デモクラシー』(1974)と成田龍一の『大正デモクラシー』(2007)を … 続きを読む

カテゴリー: 私の仕事, 読書ノート | 1件のコメント