年忘れ企画:日本社会学遺産対抗、紅白歌合戦

実現するアテもない講義案を作るのが趣味で、これは社会学の大学院向けの文献講読ゼミの案。全14回(わが校は来年度から100分×14回になります)からガイダンスとまとめを引いた12回分を作ろうとして、どうせなら6×2に分割して、年忘れ企画として紅白歌合戦形式にしてみた。ただしホンモノの紅白とちがって「懐メロ」ばかりだが、それはこの講義案が日本社会学の文化遺産的作品を再検討するという目的だからなので、ご容赦を。では、さっそく。

紅組(女性揃わず):1.清水幾太郎『オーギュスト・コント』/2.作田啓一『個人主義の運命』/3.鶴見和子『漂泊と定住と』/4.奥田道大ほか『池袋のアジア系外国人』/5.鎌田とし子ほか『日鋼室蘭争議30年目の証言』/6.上野千鶴子『セクシィ・ギャルの大研究』

白組(エラい先生組):1.戸田貞三『家族構成』/2.福武直・日高六郎『社会学』/3.中野卓『口述の生活史』/4.安田三郎『社会移動の研究』/5.見田宗介『気流の鳴る音』/6.舩橋晴俊ほか『新幹線公害』

海外ゲスト(衛星中継):E.フロム『自由からの逃走』/W.F.ホワイト『ストリート・コーナー・ソサエティ』

応援ゲスト(コントあり):大塚久雄『共同体の基礎理論』/山崎正和『柔らかい個人主義の誕生』/川喜田二郎『発想法』/林知己夫『データの科学』

そして裏番組は、社会学者の出番がない井手英策ほか『大人のための社会科』と、社会学の本と言えるかどうかあやしい古市寿憲『古市君、社会学を学び直しなさい!!』(!!がステキ!!)。

 

中筋 直哉 について

法政大学社会学部教授。1966年神戸市生まれ。
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2 Responses to 年忘れ企画:日本社会学遺産対抗、紅白歌合戦

  1. よしむら のコメント:

    こういう企画面白いです。学生の立場から考えると、敷居が高そうな本でもこういった形で並んでいると、手に取ってみようと思えたりしますね。私は裏番組から学びなおし(?)てみようと思いました。

  2. 中筋 直哉 のコメント:

    トムハングルさん、コメントありがとうございます。正規メンバーの方は、専門家でも「読んだふり」の古典ばかりなので、まずは裏番組からがいいと、私も思っています。そのうち裏番組の感想文も載せますね。

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