レンコダイの口からダイオウグソクムシが!:夕食の準備でビックリ

愛知県に引っ越して以来、比較的新鮮な魚が手に入るので、自分で下ろして食べることを楽しみの1つにしている。昨日近くのスーパーに行くと、オレンジ色が鮮やかな長崎県産のレンコダイを2匹580円で売っていたので、ウロコを引いて内臓を取って、丸まま唐揚げにして食べた。

下ろしているとき、大きい方の口の中から見慣れない虫の死骸が出てきた。最初エサになったシャコの子どもかなと思ったが、よく見ると、テレビで見たダイオウグソクムシそっくり。それも生きたままのかたちなので、あの深海底に潜む巨大なダイオウグソクムシにも小さな漂流時代があって、不幸にもその途上で食べられてしまったのかなと思った。

食べ終わった後(もちろんムシは捨てました)、気になってWEBで調べてみると、それはダイオウグソクムシの仲間ではあるが別種のウオノエという等脚類で、タイの口に寄生し、舌を退化させてしまうのだという。たしかによく揚げて囓ったタイの口に舌はなかった!。ちなみにWEBには「食べてみた。旨かった」という猛者の投稿もあった。どの投稿にも「閲覧注意」と書いてあるのがおかしい。グロ画像ということらしい。たしかに生きて、寄生しているときはエイリアンぽいと言えなくもない。

しかし不思議である。これまで20年近く、何十匹ものタイやクロダイを下ろしてきたが(多くは三河湾産や浜名湖産)、このムシに出合ったのははじめてだ。もしかするとやはりウオノ「餌」になったシャコだと思って見過ごしていたのかもしれない。でも、もしかすると、近年大発生しているのか?レイチェル・カーソン的な環境問題か?

中筋 直哉 について

法政大学社会学部教授。1966年神戸市生まれ。
カテゴリー: 見聞録, 食いしんぼう パーマリンク

1 Response to レンコダイの口からダイオウグソクムシが!:夕食の準備でビックリ

  1. 中筋 直哉 のコメント:

    さすが国立科学博物館!今日「古代アンデス文明展」のついでに常設展も覗いたら、生物多様性のコーナーにまぎれもない「タイノエ」の標本があった。

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