ウラ名古屋メシ

前に「私の名古屋メシ」という話をしましたが、名古屋在住10年で一番思い出に残る地方食といえば、「しんこの釜飯」でした。これはオオスズメバチの幼虫(いやたぶん羽化直前の蛹だと思う)がたっぷり入った釜飯です。フタを開けると、ハチたちのつぶらな瞳が食べる私をじっと見つめていて、いくら食いしん坊の私でも食べきるのに骨が折れました。見た目を我慢するに値するほど美味しいわけでもないのです。昔丹波の田舎に祖父と墓参りにいった時、父のいとこのおじさんが、今蜂の巣が採れたと戻ってきたのですが、そのときの祖父の喜びようといったら・・・。密かに期待していたのですが、やはり昔のことは昔のことでした。私が食べたのは東濃地域ですが、豊田市の山間部でも食べられるようです。

中筋 直哉 について

法政大学社会学部教授。1966年神戸市生まれ。
カテゴリー: 食いしんぼう パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください