群衆の居場所の作法メモ1

学会出張で札幌に行きました。昔プリンスホテルだったホテルに泊まったとき、面白い現象に出合いました。エレベーターから下りるとき、初老の同乗者の多くが「よし」と独り言を言うのです。開ボタンを押してやっているのは私なので、いささか不愉快でしたが、でも考えてみると面白い。私の住む名古屋では、けっこう若い人まで、エスカレーターに乗るとき一旦停止するのです。よくぶつかりそうになって困るのですが、もしかすると最近まで小学校とかでそう教えていたのかしら(今そうでないことは子供たちを見ると明らかだが)。指さし点呼風の「よし」といい、一旦停止といい、公共空間での作法の間違った適用のように思われます。もしかすると「県民性」があるのかもしれません。群衆の中で生まれたような私には、ちょっと分かりにくいことなのですが・・・。

中筋 直哉 について

法政大学社会学部教授。1966年神戸市生まれ。
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