ゲゲゲの鬼太郎邸訪問!:京都高台寺時雨亭の数寄

ついにゲゲゲの鬼太郎邸を訪問!というのはフェイクニュースで、これは京都東山高台寺にある重文の茶室時雨亭である。先日研究交流のついでに(遊びじゃありません)、念願の訪問を果たした。実際に見ると、研究書で見たよりずっとゲゲゲ感が高い。というか、むしろ鬼太郎邸の方が数寄な茶室(茶わん風呂?)なのだ。とにかく眼福である。

この高名な茶室はもとは秀吉の伏見城にあったというが、純金の茶室と比べてものすごい落差だ。屋根付きの通路でつながった、もう1つの茶室傘亭もあばらや以外の何ものでもなくて、中を覗き込んだ瞬間、私は左卜全がこぼれた米粒を数えているのを幻視した(『七人の侍』)。

学生時代、私の食いしん坊の師匠は、私の趣味上の偏食を心配して、いろいろ親切に教えてくださった。ある春京都に花見に行こうと誘われた時の旅程は、午前醍醐で花見、昼「大市」でスッポン鍋、午後「松屋常盤」できんとん購入後平野神社で花見、夜円山夜桜を花見という大正統なものだった。しかし私の偏食はあまり変わらず、食べ物と言えば前に書いたが萬福寺「白雲庵」の普茶料理、見るものといえば鬼太郎邸なのである。本当に申し訳ない。

研究交流の方も、気鋭の後輩からたくさん教えてもらって大満足の京都日帰り行だった(遊びじゃありません)。

 

中筋 直哉 について

法政大学社会学部教授。1966年神戸市生まれ。
カテゴリー: 私の心情と論理, 見聞録, 食いしんぼう パーマリンク

ゲゲゲの鬼太郎邸訪問!:京都高台寺時雨亭の数寄 への1件のフィードバック

  1. 中筋 直哉 のコメント:

    追加グルメ情報。2つの茶室の麓の茶席でワンコイン呈茶あり。台天目で供される薄茶も旨いが、薯蕷饅頭がものすごく旨い。500円で信じられないグルメ体験!(フェイクニュースじゃありません)。

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