相性の悪いお菓子:マカロンあれこれ

マカロンは相性の悪い菓子。何度焼いてもうまくいかない。レシピは『ベーシックは美味しい』をちゃんと読んでやっているのに、表面はデコボコ、ピエ(回りのギザギザ)も出ない。ところが名古屋駅前のキッテのなかで「ジュボー」というフランス菓子屋を「あずきバー」の井村屋がやっていて、そこの田舎風マカロンは、私が焼くのと同じなのだ。が、それはパリ風ではない。

名駅に比べて古い盛り場、栄の三越にピエール・エルメが入っているが、いつ通ってもあまり客がついていない。何度か買おうとしたものの、マカロンのバリエーションの変化がないように思われて、私もつかない客の方に回っていた。ところが先日通ってみると、これまで見たことのない品揃えが・・・さっそく購入。

サフランの香りを桃風味のホワイトチョコにまとわせ、さらにアンズ片が散らしてある。お題はエデン。名物イスパハンと同じオリエンタル趣味(エドワード・サイードが怒るだろうな)の傑作。趣味としてはアンズ(トルコの名産)だけの方が統一感があるが、味は桃の方が華やかで、そこが工夫なのだろう。横で子どもは「ブイヤベースのにおい」とか言っている。

今度うちでやってみよう。

 

中筋 直哉 について

法政大学社会学部教授。1966年神戸市生まれ。
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