『生活工芸双書 大麻(あさ)』(農文協)書評

書評を頼まれたので、思い出話を交えながら、書いてみた。私の評はたいしたことないが、本はとてもいい本です。お薦めします。

http://toretate.nbkbooks.com/9784540171147/

農文協(農山漁村文化協会)、農水省の宣伝カーと見る向きもあるけれど、もともとは(今も)別の団体で、出版社というよりは運動団体といった方がいいと思う。

前の大学に勤めはじめた頃、大学周りの営業の方が訪ねてこられ、少し話し込んだことがあった。私のいた山梨大学(旧)教育学部社会学研究室の最初の教員は民俗学者の服部治則先生で、山梨県の山間部の親族組織の大家だった。私は一度だけお会いしたことがある。そんな話から、やがて話は、農文協の卓越したオルガナイザーだった守田志郎先生の話になった。「私の先生は学部学生の頃、『日本の村』(朝日選書)を薦めました。また大学院では『地主経済と地方資本』(東大出版会)を熟読するよう言われました」「そんなエライ先生なのですが、私たちには一緒に村々を講演して回る得難い兄貴分でした」

農文協の本を手に取ると、当時の会話をいつも思い出す。

中筋 直哉 について

法政大学社会学部教授。1966年神戸市生まれ。
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