中村伸郎の『授業』を聴く

you tube で中村伸郎の『授業』のレコードを聴くことができた。長い間見たい、聴きたいと思っていたので、実にうれしい。子どもの頃、NHKの『事件』というドラマで、すごく変ちくりんな裁判長を演じていた老人が中村伸郎だ。子ども心に「この人は怪しい」と思い、それが楽しみで、このドラマを見ていた。高校生の頃、上京すると中村伸郎の芝居を見られると聞き、あこがれたが、上京したときには『授業』は終わっていた。結局見られたのは『ドラキュラ伯爵の秋』だけだった。聴いてみると、私には『授業』は不条理劇には思われない。男と女の普通の会話だ。少なくとも私はよくこんな話し方を妻や娘にしているに違いないと思う。いや、それはお前が不条理だからだって。そんなことはありませんよ。けっして。

 

中筋 直哉 について

法政大学社会学部教授。1966年神戸市生まれ。
カテゴリー: 私の心情と論理, 見聞録 パーマリンク

2 Responses to 中村伸郎の『授業』を聴く

  1. 晝田眞三 のコメント:

    私は中村伸郎のファンです。 あの繊細そうでエゴイスト的な表情が大好きでした。

  2. 中筋 直哉 のコメント:

    晝田さん、コメントありがとうございます。同好の方がいらっしゃってうれしいです。中村伸郎のよいところは、たくさんの有名な映画に出ているので、今でも「繊細そうでエゴイスト的な表情」を見られることです。何といっても本の題名が『俺のことなら、ほっといて』ですものね(笑い)。

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