http://mmag.pref.gunma.jp/exhibition/index.htm#kikaku
かつて存在したこのアートスペース、アタシの専門とちょっと関係あり。深川佐賀町の食糧ビルは食糧管理制度以前は現物米を取引する「正米」市場で、アールデコの3階建てに囲まれた中庭が場立スペースだったはず。
かつて東京のコメの値段はここと日本橋蛎殻町の「期米」市場(今の東京商品取引所)で決まっていた、というのが昔「東京の米騒動」という論文を書いた男の弁。
今はないこの建物、降旗康雄監督『あ·うん』(1989,東宝)の、高倉健演じる主人公の経営する会社として永遠にフィルムに残る。