投稿者「中筋 直哉」のアーカイブ

中筋 直哉 について

法政大学社会学部教授。1966年神戸市生まれ。

4人の虐げられた子どもの物語:授業での気づき

入門科目で現代における家族の動揺というテーマで話していて、児童虐待に触れたとき、突然黒澤明監督の映画『赤ひげ』が「3人の虐待された子どもの物語」だと気づいた。その瞬間、あの大きく黒い冠木門が目の前に立ちはだかってくるよう … 続きを読む

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幸せは口から来ない:小さな体験から

今日ある会合で隣の見知らぬ人が「今日は連れ合いが遅いので駅に迎え、弁当買って子どもも一緒に夕食にします」と言った。謙遜でも自慢でもないその言葉を聞いて、私はすなおに「いいな」と思った。 省みれば、長い間手づくりの出来たて … 続きを読む

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バス問題のLast Resort(最後の手段):歩いてみました

多摩キャンパスの構造的問題の第一は「バス問題」である。橋本、めじろ台の両最寄り駅からバスで15分かかり、火曜から木曜の2限から4限の、授業が集中する時間は駅前や大学のバスターミナルに長い行列ができ、どの車両もすし詰めだ。 … 続きを読む

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2021年の栗ひろい

ちょっと慌ただしかった今年の栗ひろい。家族4人で170個拾って夕食ははじめて片手鍋で炊いた栗ご飯。まだ若い栗でしたが、美味しく炊けました。

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忘れることのない備忘録:わが家の戦争の記憶

忘れることはないけれど、改めて記そうとすると不正確な部分が多い。祖父母も父も死んだ今となっては確かめるすべがない(歴史学者のようにやればできるが)。いつか深掘りするための備忘録として。 学童疎開が始まった44年夏、国民学 … 続きを読む

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憧れの海島棉スーツ:学生アルバイトの思い出

このヨレヨレのセットアップスーツは15年前のユニクロ物で、ある学会の庶務理事の刑期明け祝いに買って退任理事会に着ていき、その後も毎夏着てきた。ひと夏に何度も着るわけではないので、もう少し持たせたい。ただ元々はユニクロでは … 続きを読む

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へいさんの思い出:魂の季節に寄せて

テレビでアナウンサーが「魂の走り」と叫んでいる。魂、そういえば今は魂の季節だ。子どもの頃は7日が(旧暦の)七夕の売り出しで、その後お寺さんの施餓鬼、盆に入ると丹波篠山にある墓に泊まりがけで参り、中日前後にお寺さんの棚経、 … 続きを読む

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町の小さな博物館:名古屋市の私立博物館「荒木集成館」で和む

近所の小さな私立博物館(正確には公益財団法人です)で大学の研究者ではない方の個人コレクションの展覧会をやっていて、地方版の報道に誘われて訪ねてみた。ご本人の説明があるらしいがまだ来ないので、館長と世間話をしばし。これが楽 … 続きを読む

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路上の職人たち:名古屋市のある日の風景

昼前に買い物に出かけた道ばたで、自転車に長い棹をかけ、錆びたフライパンや鍋をいっぱい下げた老人を見かけた。今日は月1回の不燃ゴミの日。老人は各戸回収のゴミ袋をあさってフライパンや鍋を集めて回っているのである。名古屋市はた … 続きを読む

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故郷の味を求めて:夏休みに読む本

まだ夏休みではないけれど夏休みに読む本を借りてきた。『フランスパン・世界のパン 本格製パン技術:ドンクが教える本格派フランスパンと世界のパン作り』(2001,旭屋出版)。今から脱アカしてパン屋になろうというのではない。子 … 続きを読む

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