投稿者「中筋 直哉」のアーカイブ

中筋 直哉 について

法政大学社会学部教授。1966年神戸市生まれ。

天職について:松本俊彦『誰がために医者はいる』を読む

アカデミックな専門家を看板にメディアで活躍する人は多いが、話をまじめに聞こうと思う人は私には少ない。スポットライトへの嫉妬もあるし、紋切り型の物語の語り手でしかないことへのいら立ちもある。そのなかで、いつも耳を傾ける同世 … 続きを読む

カテゴリー: 読書ノート | コメントする

良き師よき友:松田素二先生の退官記念出版の合評会に連なって

社会人大学院のZoom面談の合間に、社会動態研究所が開催した松田素二先生の退官記念出版『日常的実践の社会人間学』(2021,山代印刷出版部)の合評会を覗かせていただいた。松田先生とは残念ながらご縁がなく、今回はじめてお話 … 続きを読む

カテゴリー: 私の仕事, 見聞録 | コメントする

大学改革の当事者?:授業での応答から

先日日本の大学改革に関する大学院生の研究発表にコメントしたとき、つい自分のことを「当事者」と呼んでしまった。 当事者とは私たちの業界で近年よく用いられる言葉の1つで、私の師匠の表現を借りれば「受苦」の意味を帯びるときにも … 続きを読む

カテゴリー: 未分類, 私の仕事, 私の心情と論理 | コメントする

グローバルベーシックインカムへ:岡野内正先生の研究キックオフミーティング

個性的な先達の話をうかがう週末ワクワク企画の掉尾を飾るのは、職場の同僚岡野内正先生の、グローバルベーシックインカム運動研究プロジェクトのキックオフミーティング。 岡野内先生とは私たちの社会学部社会政策科学科グローバル市民 … 続きを読む

カテゴリー: 尊敬する先輩たち, 私の「新しい学問」 | コメントする

社会学者の身体の数だけ社会学がある:青木秀男先生の「退官講義」を聴く

昨日の徳野貞雄先生と同じくらい「ワンアンドオンリー」の都市社会学者、青木秀男先生の研究歴回顧をオンラインで聴く。こうした僥倖の連続はながくこの仕事をしていてもそうはこない。今78歳の青木先生はずっと大学の外で多くの貴重な … 続きを読む

カテゴリー: 尊敬する先輩たち, 私の仕事 | コメントする

やっぱり徳野貞雄先生はスゴい!:トクノスクールにオンライン参加

田中一彦さんというジャーナリストがJ.エンブリーの古典『須恵村-日本の村-』を新訳されたこと(2021,農文協)をきっかけとしたオンライン・シンポジウムが、農村社会学者徳野貞雄先生の私塾トクノ・スクールで開催されたので、 … 続きを読む

カテゴリー: 尊敬する先輩たち, 私の仕事 | コメントする

エクセル人生:空想的な研究計画

Twitter上で「研究しない中高年研究者は早く引退しろ!」といった書き込みを見て、その通りだと思いつつも、黒澤明監督『生きる』のナレーションのように「まったく忙しい」とぼやくしかない今日この頃・・・。 忙しい原因の1つ … 続きを読む

カテゴリー: 私の「新しい学問」 | コメントする

賭け金としての家事:AI万能家事ロボット批判を反省する

先日新聞記事についカッとなってFBに下記のような罵詈雑言を記した。ちょっと経ってもう少し考えた方がよかったかも、と思うようになった。というのは、 女性だろうが男性だろうが、家事にまったく魅力を感じない、したくない自由があ … 続きを読む

カテゴリー: 私の心情と論理, 見聞録 | コメントする

社会学とは難しいものだね:奥井智之『宗教社会学』(2021,東大出版会)を読む

表題は、林恵海が若い同僚である(というか、退官した林を天下りさせて、その下に仕えさせるために福武が先に東京女子大に送り込んだ)わが師蓮見音彦に語った言葉である。蓮見先生は自分が退官間際になって、生涯地味な研究者だった林の … 続きを読む

カテゴリー: 読書ノート | コメントする

ハゲオヤジ万歳!:ソ連の陽気なハゲオヤジたち

憂愁のイケメンと3人の陽気なハゲオヤジ。クラシックファンなら知らぬ者のない名盤、ベートーヴェンの三重協奏曲のジャケット。イケメンは言うまでもなく帝王カラヤン。ハゲオヤジたちはソ連の貴重な輸出品、オイストラフ、リヒテル、ロ … 続きを読む

カテゴリー: 私の心情と論理, 見聞録 | 2件のコメント