投稿者「中筋 直哉」のアーカイブ

中筋 直哉 について

法政大学社会学部教授。1966年神戸市生まれ。

あてのないフィールドワーク:明治憲法起草地記念碑を訪れる

今日は大学が体育祭で休講なので、前から気になっていた横須賀市の夏島(なつじま)に行ってみることにした。バスが朝晩しかないようなので早起きして京急追浜駅に着くと、乗り場が素人には分からない。工場の通勤専用なのである。追浜と … 続きを読む

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「怪しい隣人」補遺:脇村義太郎『回想九十年』を読む

先に「怪しい隣人」という題で、農村社会学の先人喜多野清一と生態学の巨人南方熊楠がお隣さんだったという話を書いた。その訪問で乗り降りした紀伊田辺駅で、郷土の偉人として喜多野ではなく商業史家の脇村義太郎が顕彰されていることに … 続きを読む

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ゴールデンカムイの裏側:北海道旅行拾遺3

空港バスのいい便がなくて、旭川空港から川村カ子トアイヌ記念館までタクシーを使ってしまった。大枚叩いたが早く着き過ぎて、さらに計画では帰りは近文駅まで歩くつもりだったのを旭川駅までバスで戻ることにしたので、時間が余った。ど … 続きを読む

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すべての人びとは姉妹兄弟となる:「第九のきせき」展を見る

いつも通り合唱と管弦楽の全奏が「よろこびよ、それは神々の火花」と歌い上げた後、合唱は沈黙し、加速した管弦楽が神々の火花を象徴して曲が終わるはずが、白い手袋をした子どもたちの一団が管弦楽の奥で最後まで手話で「火花」をいっし … 続きを読む

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結節機関説批判:北海道旅行拾遺2

恩根内市街地を実際に訪れた感想として、「都市とは社会的交流の結節の集積である」という鈴木栄太郎の理論(結節機関説)は破綻していると記した。とくにそう感じたのは次の2つの施設を見たときである。 左の写真の施設はNTTの固定 … 続きを読む

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米作の北限:北海道旅行拾遺1

昔の読書の追憶に浸るだけが旅行ではない。車窓からだけではあるが、移りゆく景色は色々なことを教えてくれる。 特急サロベツ号が旭川駅を出ると、私は旭岳の前に広がる、田植え直前の水を満々と湛えた水田に目を奪われた。本州の構造改 … 続きを読む

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空知川の岸辺:『日本近代文学の起源』の猿マネ?

今回の北海道旅行のもう1つの目的地は「旧空知太駅跡」である。開拓使の炭鉱鉄道が札幌旭川間の都市間交通に発展する直前、札幌から延びた鉄路は石狩支流の空知川に阻まれてこの駅で止まった。旭川から延びてきた鉄路と結ばれる間の6年 … 続きを読む

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最初で最小の都市:日本農村社会学の聖地巡礼最終回

「日本農村社会学の聖地巡礼」最終回は、北海道美深町恩根内、通称「恩根内市街地」である。鈴木栄太郎『都市社会学原理 初版』(1957,有斐閣)に登場する、最初で最小の都市である。25年前にこの旅をはじめたときから、最終回は … 続きを読む

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超音速の夫婦善哉:特撮美術監督井上泰幸展を見る

超音速の夫婦善哉、ではなくて特撮美術監督井上泰幸展を東京都現代美術館に見に行った。先に見た友人の評通りの充実ぶりで、見ている間ずっと頭の中に伊福部マーチが鳴り響いていた。みんなよく落ち着いて見ていられるなあ。 一番感心し … 続きを読む

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町中華で昼ごはん:横浜の街角で

昼どきお腹が空いてきて、ちょうど中華料理の紅い看板や暖簾が目に入れば言うことはない。ところが当節これがたいへん難しい。テレビ番組になるくらい、町の中華料理店が減っているからだ。 しかしそこは横浜。そこはかとなく期待はして … 続きを読む

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