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「私の「新しい学問」」カテゴリーアーカイブ
一見さんお断り賛成:川端康成『古都』を読みながら
去年の今頃だったか、研究で読んだもののなかにある京都の料亭の名前があって、京都の料亭など今までも今からも無縁だろうが、なぜか興味を引かれて電話してみた。コロナだからフリの個人客でも受け入れてくれるかもなどと、相手の足下を … 続きを読む
1925年冬の湯ヶ島:私の「研究余滴」
旧年中に『天上の花』という日本映画の新作を見た。原作は萩原葉子で、三好達治と彼女の叔母(つまり萩原朔太郎の妹)との結婚の破綻を描いたものだ。ひとことで言うとDVの話である。私は日本近代詩を知った頃からずっと三好を好まず、 … 続きを読む
もう1つのあの世:熊野から吉野へ2
吉野と言えば桜。シーズンを見たことがない私が吉野を論じる資格はない。ただ、この時期に行ってよかったと思う。下中上奥の千本はどこも枯れ果て、それも人工的に桜だけ植林してしまったために、山全体が白骨を積み上げたように見える。 … 続きを読む
ふるさと寒く衣打つなり:熊野から吉野へ1
修験道では熊野から吉野へ巡ることを順峯(じゅんぷ)、吉野から熊野へ巡ることを逆峯(ぎゃくふ)というそうだ。ま、天台(聖護院)と真言(醍醐寺)の政争の結果だからどうでもいい話だが。とすると、私も天台派といえるかもしれない。 … 続きを読む
仏教と仏教でないもの3:超人と庶民をむすぶことば
今回の旅でうかつにも予想(予習)していなかったことがある。熊野本宮大社の門前でたまたま目に留まって思い出した。時宗の宗祖一遍智真はここ熊野で自らの信仰のかたちを定めたのだった。 国宝『一遍聖絵』(岩波文庫)では、高野山か … 続きを読む
仏教と仏教でないもの2:青岸渡寺と西国三十三番札所巡りの黄昏
今回の(いつもの)駆け足旅で七里御浜に次いで訪れたかったのは実は青岸渡寺だった。よほど御詠歌がトラウマだったらしい。最後の青岸渡寺でゆっくりできるように本宮も新宮も駆け足でめぐった。 しかし訪れてみると、そこは何か寂れて … 続きを読む
仏教と仏教でないもの1:「あの世」三態
左の写真が一番見たかった「あの世」の風景。『日本書紀』の「常世の波の重波帰(しきなみよ)する国」とは神宮のある伊勢のことだが、私は勝手にこの熊野七里御浜だと思っている。どこかへ連れて行かれるような夕景だが、カメラマンたち … 続きを読む
演劇は群衆の居場所を描けない:流山児事務所『美しきものの伝説』を観る
https://www.ryuzanji.com/ 流山児★事務所の宮本研連続上演の第2回『美しきものの伝説』を下北沢で観た。幸徳事件(劇中では大逆事件と語られるのが時代である)から関東大震災までの社会運動史と演劇史を、 … 続きを読む
都市騒乱を語る言葉:映画『暴力をめぐる対話』を見る
http://bouryoku-taiwa2022.com/ まず邦題がおかしい。原題のフランス語は「お行儀のよい国家」であり(たぶん警察官が逮捕した市民に吐いた暴言が元ネタ)、英題は端的に「暴力の独占」である。映画の中 … 続きを読む
我が爲に佛を作る勿れ:最澄『顕戒論』に沈潜する
珍しく飽きが遅くて(秋は早いのに)、あいかわらず最澄と空海を読んでいる。今日は最澄の『顕戒論』、これがむやみに面白くて授業に行くのを忘れるほど。南都諸宗からの論難への反駁書で、博覧強記はもちろん論理の明快さは現代の分析哲 … 続きを読む