月別アーカイブ: 2022年7月

山雲濤声:東山魁夷に迷い込む

先日近美でドイツの御用画家、ゲルハルト・リヒター展を見て以来、ずっと東山魁夷のことを考えている。もとよりファンではない。雨上がりの山を見て「東山魁夷」とつぶやくくらいの低俗さだ。ただ唐招提寺御影堂の障壁画「山雲濤声」だけ … 続きを読む

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オペラは「前世紀の遺物」:『ペレアスとメリザンド』を見る

来週からフランス語学校通い(オンラインだけど)が始まるので、景気づけにフランス語のオペラを見に行った。オペラなんて実に30年ぶり。案の定まったく聞き取れませんでした(爆)。 大枚叩いたつもりが新国立劇場の4階のどん詰まり … 続きを読む

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いい話には乗れません:映画『ゆめパのじかん』を見る

とてもいい話で、出てくる子ども大人もみな真実だから、途中で出るわけにも行かず、最後まで見たら「文科省選定、厚労省推薦」とあって腑に落ちた。要するに真実の裏側は虚偽である。重ねて言う。出てくる子どもと大人は真実である。それ … 続きを読む

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人は死んだらどこへ行けばいいのか:葬送の思想史の問題

1988年、大学3年の春、私は母方の祖母の故郷巡りの旅に荷物持ちとして同行した。祖母は石川県金沢近郊の野々市の大地主の末娘で、若い頃に実家が破産したために上京して裁縫教師となったが、ほどなく異郷の兵庫県姫路市出身(生まれ … 続きを読む

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つまらない顔をしてガマンしている女の子について:岸田劉生再見

ブリジストン美術館改メアーティゾン美術館(斯界ではゾン美というらしい・・・笑)の企画展を回っていたら、この絵に出くわした。昔子どもたちが幼い頃に刈谷市美術館で見た記憶がある。つまらなそうな顔をしてガマンしてモデルを務める … 続きを読む

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住民運動の論理:映画『下北沢できる それから』を見る

都市社会学で下北沢と言えば、三浦倫平さんの『「共生」の都市社会学』(2016,新曜社)がよく知られているが、はじめて見たこの映画は、何より100%ニタガイカモンな映画だった。映像を社会学の言葉に置き換えれば即『住民運動の … 続きを読む

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