中筋直哉のォ(香川照之風に)「ことばの臨床社会学」その3(しつこい)

監という漢字、漢和辞典で調べてみたら意外にも象形の組み合わせでできた会意文字。皿に水が張ってあって、それを上から(右側が体)、目を見張って(左側の「臣」は見張った目の象形)覗き込む、つまりかんがみる(鏡見る、鑑みる)ということらしい。

「上から目線」ということなのね。ちなみに看の方も象形会意で、目の上に手をかざして遠くを見る、だそうな。ムチャリアル。なお督にも目がついているが、こちらは形声。叔はトクの音符です。

それにしても古代の中国人、見るの好きだなァ。

しかし鏡を見ると映るのは私自身。「この程度の国民にしてこの程度の政府」という、元警視総監秦野章の捨てゼリフを思い出した。

中筋 直哉 について

法政大学社会学部教授。1966年神戸市生まれ。
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