ちょっと(というにはやや重い)いい話

癌で瀕死の和田夏十が野口晴哉に訊ねた。「先生、整体で元気になるには何年かかりますか」。野口は答えた「20年」。和田はガッカリした「20年も・・・」。

しかし帰り道和田は気づいた。「私あと20年は生きられるんだ」。

依存させず希望を与える指導とはこうしたものだろう。和田は18年癌と闘って死んだ。その時すでに野口はこの世の人ではなかった。

 

中筋 直哉 について

法政大学社会学部教授。1966年神戸市生まれ。
カテゴリー: 読書ノート パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください