グローバルベーシックインカムへ:岡野内正先生の研究キックオフミーティング

個性的な先達の話をうかがう週末ワクワク企画の掉尾を飾るのは、職場の同僚岡野内正先生の、グローバルベーシックインカム運動研究プロジェクトのキックオフミーティング。

岡野内先生とは私たちの社会学部社会政策科学科グローバル市民社会コースの入門科目を分担する仲である(岡野内先生がA、私がB)。先生は長年ベーシックインカムの研究を深められてきたが、ここで大きな研究会を組織してさらに研究を深めようとされている。私は先生がこの研究を始められた当初は強い懐疑派だったが、誘っていただいたからには先生の(大風呂敷な・・・スミマセン)アイデアの力で自分のチンケな固定観念を破砕していきたいと思った。

岡野内先生には忘れ難い恩がある。今の職場に赴任したとき、私は通常の公募採用ではなく、波乱含みの社会人向け大学院を担当させるための「一本釣り」(押し付け)だった。だから最初の教授会の空気は公募採用の人に比べて冷ややかだった。歓迎会場に向かうバスの車中も沈黙ばかりで、私は前途多難だなと思った。そのとき突如快活な笑顔で声をかけてくださったのが岡野内先生だった。私は何とかやっていけそうだと、ホッとしたのである。

しかしいい思い出ばかりではない。私が学生問題担当だったとき、アクティブすぎる岡野内ゼミは校内にツリーハウスを作りたいと提案してきた。多摩キャンパスは保安林に囲まれているため消防の規制が厳しくて無理だと説得するが、先生は例の快活な笑顔で、消防とも議論していけばいいんじゃない。と。いや、議論の余地はないんですって。

そんな岡野内先生と一緒に勉強させていただくのは、今回が初めてである。先生の壮大で新奇なアイデアにどれだけついて行けるだろうか、すでに参加者のほとんどがついていけてない感じ。そこが何よりワクワクである。

https://www.hou-bun.com/cgi-bin/search/detail.cgi?c=ISBN978-4-589-04157-9

中筋 直哉 について

法政大学社会学部教授。1966年神戸市生まれ。
カテゴリー: 尊敬する先輩たち, 私の「新しい学問」 パーマリンク

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