ご隠居休みの日に怒る:日曜朝刊の記事から

日曜の朝から新聞読んでプンスカするなんて、まるで隠居した因業爺じゃないか、と思いつつやはりプンスカしている。朝日新聞26日朝刊教育面「社会人の『学び直し』今こそ」、うちは21年前からやってるよ!。伝聞で第一の波が2011年だったと書いているが、うちはその頃にはもう低迷していた。2001年の開業後数年間は30人の定員(大学院で一学年で!)に50人以上応募があったのだ。

だいたい大学院は「学び直し」じゃないし。学び直しだと思ってくる人は受からないし、受かっても後が続かない。だいたい学部の勉強だって遊んでばっかりでサッパリだったでしょ、オバサン、オジサン。いや、それでよかったんですよ、バブル崩壊までは。その後はバイトが忙しくて授業に出られない学生と、学力的に大学は無理な学生が激増。それでも私大の営業上卒業させるから、学び直し(学びはじめ?)もいいことかもしれない。でも、それなら学部だ。大学院はムリ。だいたい卒業論文も書いたことないのに、どうやって2年間で修士論文書くんだよ。

いっとき社会人大学院のヒロインだった菊池桃子さんの指導教員で、かつて私たちのボスだった元中労委委員長の諏訪康雄先生に話を聞きに行けばいいんだよ。諏訪先生なら先進社会における大学教育の再構築について労働の観点から日が暮れるまで語ってくれるよ、きっと。

こんなアホなことに21年間も心血注いで、えらい損したわ。

中筋 直哉 について

法政大学社会学部教授。1966年神戸市生まれ。
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